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観光

歴史国道 白銀坂(しらかねざか)

「白銀坂」は、姶良市脇元から鹿児島市牟礼ヶ岡まで続く石畳の坂道。歴史上重要な街道として「歴史国道」にも指定されています。

 この坂のある山並みは、薩摩国と大隅国の国境でした。戦国時代には、島津貴久や義弘などの武将たちがこの坂に陣を構えたといわれています。江戸時代には、薩摩藩の主要街道として、鹿児島城下から熊本へ抜ける薩摩街道「大口筋」上の難所として人々に知られていました。現在は約2.7キロの道のりが残っており、高低差は300メートル以上あります。中腹には「七曲り」といわれる急勾配の箇所に石畳が敷かれ、今でも昔の面影を残しています。

 現在では、森林浴を楽しみながらの「トレッキングスポット」としても人気が高く、散策というよりは登山に近いかもしれません。歴史を感じながらのトレッキングなんて粋ですね。道中の空気は澄んでいて、苔むした石畳はひんやりとしています。各所に休憩所があるので、リフレッシュにもピッタリ。趣きのある石畳、木立からの木漏れ日、桜島の眺望・・・まるでタイムスリップしたような素敵な写真をたくさん撮ることができます。SNS映えも間違いなし。

 入り口を少し進むと「布引の滝(ぬのひきのたき)が見えてきます。滝壺には絶景が広がり、マイナスイオンで満たされます。姶良市が見渡せる場所を過ぎ、さらに進むと「JTの森」の看板が。桜島を一望できるスポットに到着です。ここからの眺めはなんとも美しく、リピーターが多いのも頷けます。雄大な桜島が一面に広がり、爽やかな風が吹き抜ける・・・絶景スポットで食べるおにぎりの味は格別です。

 普段何気なく通り過ぎてしまう国道沿いの「白銀坂」ですが、この機会に、歴史を感じにお出掛けしてみてはいかがでしょうか。

written by ファンコートランドホテル

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