Van CortLandt HOTEL (ファンコートランドホテル)

観光

黒川岬・黒川岬展望公園

今回は、姶良市加治木町、姶良市の中でも最も湾奥に位置する岬「黒川岬」と、2019年に新設された「黒川岬展望公園」についてお届けします。

 日木山川(ひきやまがわ)東側の狭い道を歩いてゆくと、黒川岬に到着します。さらに奥に伸びる細い通路を進むと、小さな神社が。宮崎県の青島神社から移籍建立されたもので、「女性の守護神」として地域の方々から親しまれているそう。そこからゴロゴロの岩場を抜けると・・・錦江湾と雄大な桜島が大パノラマでお出迎えしてくれます。薩摩藩主・島津家久はこの眺望に感動して「浪のおりかくる錦は磯山の梢にさらす花の色かな」という歌を詠みました。これが錦江湾の名前の由来とされています。勇ましく海にそり出す、自然が創り出したアートのような岩肌も見ものです。こちらは釣りの穴場としても、人気のスポットになっています。

 島津家久の歌碑があるのは「黒川岬展望公園」。駐車場とトイレが整備され、休憩ができるテーブルとベンチもあります。ここからの景色は風光明媚なものですが、今から500年ほど前、黒川岬では島津氏と肝付氏との激しい戦がおこなわれました。この‘‘黒川崎合戦’’が、日本で初めて鉄砲を使った戦であったと云われています。

 晴れた日には、藍色の錦江湾の波の向こうに、雄大な桜島を望むことができ、その壮大な景色は「加治木八景」にも選ばれています。波の音、心地よい海風・・・。景色が良く、気分爽快になれるとして人気急上昇中の絶景穴場スポットです。 

written by ファンコートランドホテル

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